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切らないがん治療 『サイバーナイフ治療』

2015/10/01

コラム

今回は、先日参加しましたがん治療のセミナーの内容を一部ご紹介したいと思います。
お話しを聞かせていただきましたのは
新百合ヶ丘総合病院 放射線治療科 サイバーナイフ治療部
 部長 宮﨑 紳一郎 先生    です。

『サイバーナイフ』とは

がんの治療方法として放射線治療は、がんだけに放射線を集中照射することで『切らずに治す』方法として日々治療方法が改善されてきました。
その中の最新の治療機器として効果が期待される機器が『サイバーナイフ』なのです。

4つの特徴

① 高性能 … 病変だけを狙い打つ最新の治療「病変追尾システム」
 最先端の画像解析技術と巡航ミサイルに使われている情景照合装置を応用して、病変が動いてもこれを追尾して治療します。

② 低侵襲性 … 治療のつらさ、痛みを伴わない「プラスチック製マスク」
 頭部の切開や痛みを伴う頭蓋骨への金属フレームの固定は行わず、プラスチックマスクを装着するだけで治療が可能に。

③ 治療自由度 … 通院治療が実現
サイバーナイフでは通院により数日間にわたる分割的な治療が可能に。

④ フレキシブル … 大きな病変にも対応「ロボットアーム」
 先端にX線発生装置を持ち、6つの関節を持つロボットアームで広範な部位に発生した腫瘍に幅広く対応。

 

私見

がんの治療方法は日々進化し、これまでにもご案内しました陽子線・重粒子線治療や、免疫療法など以前では考えられない治療法が増えてきています。

今回お話しを聞かせていただきました宮﨑先生の所属する新百合ヶ丘総合病院は、民間で陽子線治療を行っている南東北病院のグループになります。
 数年前、私の知人が血液検査によるがんの早期発見の方法を南東北病院に提案した際に、同行して勉強させてもらったことがきっかけで、南東北病院の最先端の治療法については興味を抱いてきました。

がんの早期発見については、ワンちゃんを使った検査や、線虫を使った検査など、今後は安価でできる検査が増えてきます。
 早期発見後にすべきこととして大事なことは、これまでも何度も申し上げている通りセカンドオピニオンです。
 主治医の先生の意見だけでなく、別の先生の意見も聞くことにより今後の治療方法を検討するほうが安全だと思います。
 特に、最先端の治療方法などは一部の病院でしか取り扱っていないため、治療方針を決定する際は、慎重にかつ遠慮することなく本人とそのご家族が納得できる治療方法を模索すべきだと思います。

生命保険会社によっては、セカンドオピニオンの紹介等も行っていますので、せっかくご加入されるのであれば、そのような付帯サービスの充実している保険を選ぶことも賢い方法だと思います。

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